- 窮暮之戰[きゅうぼのせん]
かつて、魔界の軍勢が人類を滅亡させようと押し寄せた戦争の呼称。 - 神誨魔械[しんかいまかい]
窮暮之戰[きゅうぼのせん]の際に、魔神に対抗するため、仙人から教えを得て人類が鍛造した強力な武器群。 - 護印師[ごいんし]
神誨魔械[しんかいまかい]を監視する役目を担っている守護者。 - 翠輝劍[すいきけん]
霊力を帯びた翠晶鉄によって鍛造された剣。護印師のみが帯びることを許され滅多に出回ることはない。好事家の間では途方もない高額で取引されるという。 - 鬼鳥[きちょう]
江湖[こうこ]の恩讐には複雑な事情が絡むことが多々あり、偽名を名乗るのはそう珍しいことではない。自己紹介を渋る相手を深く追求しないのもまた気遣いのうちである。 - 天刑劍[てんぎょうけん]
神誨魔械[しんかいまかい]の中でも、ひときわ危険な力を有する剣。
現在は刀の柄と鍔をそれぞれ取り外し、その力を封印されている。 - 鍛劍祠[たんけんし]
神誨魔械[しんかいまかい]が祀られている祭壇。 - 鬼歿之地[きぼつのち]
西幽[せいゆう]と東離[とうり]を結ぶ、呪われた荒野。
窮暮之戰[きゅうぼのせん]から二百年に渡り、誰ひとり行き来が出来たものは居ないとされている。 - 魅翼[みよく]
魔界より持ち込まれ人間界に適応した外来種の猛禽。知能も高く魔術師の使い魔として重用される。 - 七罪塔[しちざいとう]
かつて強大な魔術師が居を構えた塔。現在は蔑天骸が居城としている。 - 魔脊山[ませきざん]
七罪塔のある土地。魔界と人間界の間にある幽世[かくりよ]と呼ばれる土地で、常人では行き来できないどころか、踏み入ることすら憚られる。 - 無垠寺[むぎんじ]
凜雪鴉[りんせつあ]が廉耆[れんき]と落ち合う予定だった寺。 - 迴靈笛[かいれいてき]
吹き鳴らした音色の谺[こだま]を聞けば、必ず正しい道が分かるという魔法の笛。 - 桂花園[けいかえん]
殺無生[せつむしょう]が逗留している酒楼。 - 西幽[せいゆう]/東離[とうり]
窮暮之戰[きゅうぼのせん]の際、呪いを掛けられ行き来が出来なくなった二つの国。
かつてはひとつの国だった。 - 辟邪聖印[へきじゃせいいん]
護印師の必修術である防衛結界。不浄の眷属の接近を阻む効力を持つ。辟邪聖印の場合は術者単独を防護するのが本来の用途で、使用中に他の動作を封じられるのが欠点。また効果範囲を広げるためには術をサポートする助手が必要になる。 - 科挙を控えた進士
「科挙」とは官僚を民間から登用するための選抜試験。数回に分けて実施され、ある程度までパスした受験者には「進士」の称号が与えられ、さらに高位の受験資格を得る。 - 妖荼黎[ようじゃれい]
窮暮之戰[きゅうぼのせん]において人間界に攻め入った魔神たちの一柱[ひとはしら]。丹輝劍訣[たんきけんけつ]を編み出した丹家の開祖が、天刑劍[てんぎょうけん]をもってこれを撃退したと伝えられている。