Introduction

    プロジェクト概要

    日台合同映像企画『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(サンダーボルトファンタジー トウリケンユウキ)』

    台湾で「知らない人間はいない」と言われるほど、子供から大人まで楽しまれてきた人形演劇『布袋劇(ほていげき)』。
    その映像にほれ込んだニトロプラス“虚淵玄”が原案・脚本・総監修を担当、台湾布袋劇で随一の知名度とクオリティを誇る制作会社“霹靂國際多媒體股份有限公司(略称:霹靂社)”との奇跡のコラボレーションによる、完全新作の日台合同映像企画が実現した。

    アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS サイコパス』、特撮『仮面ライダー鎧武/ガイム』、オリジナル劇場作品『楽園追放 -Expelled From Paradise-』など、幅広分野で活躍する“虚淵玄”の完全新作ストーリーに加え、本場台湾の布袋劇制作の老舗である“霹靂社”が制作。キャラクターデザインはニトロプラスが率いるデザイナー陣が担当。また人形の造形アドバイザーとして、フィギュアメーカーの“グッドスマイルカンパニー”が参加。

    音楽はドラマ、アニメ、映画の劇伴を中心に手がけ、アーティストへの楽曲提供も数多く行っている澤野弘之が担当。
    主題歌は国内外から高い評価と人気を集め、2016年にデビュー20周年を迎えたT.M.Revolution西川貴教が担当した。

    第一期の放送は2016年7月8日(金)から開始され、同9月末に終了。同時に続編の制作決定が発表され、今尚一部で再放送が定期的に行われている。

    日本や台湾のみならず、アジア圏で評判を得た本作はコミカライズなどメディアミックスも展開。さらなる展開として小説「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 外伝」を発売。その一部である「殺無生編」に加え、虚淵玄書き下ろしによる殤不患の新作エピソードを合わせた映像化企画『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』の制作が進行するなど、続編とあわせ目が離せない展開となっている。

    タイトル 『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』
    ジャンル 武侠ファンタジー人形劇
    放映日
    • 放送
    2016年7月8日(金)より放送予定
    ※7月1日(金)には事前特番を放送
    • 再放送
    2017年2月22日(水)よりAT-Xにて再放送
    放送局
    • 放送
    TOKYO MX:毎週金曜23時~
    BS11:毎週金曜23時30分~
    AT-X:毎週金曜24時~
    • 再放送
    2017年2月22日(水)よりAT-Xにて再放送
    初回放送:2017年2月22日(水)より 毎週水曜日 25:00~
    リピート放送:毎週金曜日 17:00~
    毎週火曜日 9:00~
    ※毎週2話ずつ放送されます。
    ※都合により放送時間は変更になる可能性がございます。

    スタッフコメント

    原案・脚本・総監修 虚淵玄(ニトロプラス)

    素晴らしい映像作品が世にあふれ、話題になる中、
    アナログアクションの素晴らしさ、決して褪せない技と匠の世界が『布袋戯』を作り上げています。
    どうしてこれが日本で話題にならないのか。
    「すごい」と思うと同時に、「もったいない」と感じました。

    自分自身が『布袋戯』と出会い、驚き、面白さを感じたように、
    まだまだこんなにも素晴らしい「新しいもの」があるという楽しさを日本のお客さんにも伝えたいと思っていたところ、
    有難いことにご一緒させていただける機会を得られました。

    間違いなく、日本においては斬新で刺激的な作品として期待していただけるかと思います。
    本作品の展開をきっかけに、『布袋戯』という文化が日本に定着し、
    より大勢の方に楽しんでいただけると幸いです。

    布袋劇とは

    布袋劇(ほていげき)とは

    「布袋劇」はおよそ17世紀ごろ発祥とされ、台湾では知らない人間はいないと言われるほど、子供から大人まで親しまれている伝統芸能です。

    「布で作られた袋状の人形」を用いたことから布袋劇の名称が生じており、袋状の胴体部分に片腕を入れ、人形師一人でいちキャラクターを演じ、口白師一人が全てのキャラクターを演じるのが特徴です。

    台湾での「布袋劇」は、主に廟会や祝い事において野外で演じられていました。写真のような人形(「木偶」など、呼び方は様々)を、舞台で口白師(日本で言う弁士)の生の活弁に合わせて人形師が操演。様々な演目で観客を楽しませていたのが、現在の霹靂布袋劇のはじまりです。

    霹靂國際多媒體股份有限公司(略称:霹靂社)とは

    「布袋劇」を演じる団体は数多くありますが、『Thunderbolt Fantasy Project』で制作を担当する霹靂(Pili)社は世界最大の布袋劇撮影スタジオを有しています。1985年から今日にいたるまで60本以上のシリーズを制作、2500話以上が放送され、台湾を中心に親しまれてきました。

    出演する人形は作品を重ねるごとに、大きく、そして細かい部分まで作りこまれるようになりました。舞台で演じられていた頃約30cmだった人形は、現在では約90cm程になり、それに伴い美術セットも大きく、リアリティの高い表現がなされています。

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