あらすじ
旅の行く手を阻む殺に対し、自らの命を懸けて戦いを挑むと意気込む捲と、勝算のある策を講じるまで待てと諭す凜。そしてどちらにも同意できない殤。迴靈笛を巡る方針は各々に違う思惑を懐かせる。一方、七罪塔では、蔑率いる玄鬼宗が動き始めていた。
用語
西幽[せいゆう]/東離[とうり]
窮暮之戰[きゅうぼのせん]の際、呪いを掛けられ行き来が出来なくなった二つの国。
かつてはひとつの国だった。
念白
殺無生
「今朝啼鳥訴生死,眾生執迷;江湖宿命無人悟,一劍終末。」
日本語訳:今朝啼いた鳥が生死を告げていたが、俗衆は依然として迷っている。江湖の宿命を悟れる者は誰一人いない、それ故俺が一剣で終末をもたらしてやるのだ。